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「ブリリアタワー北浜」に関する考察/データマン

カテゴリ:01. 建設計画/新築タワーマンション

 

「ブリリアタワー北浜」~注目物件がいよいよ始動~


普段は「スムラボ」にてブログを執筆させていただいておりますが、
今回、TOWERZさんより「TOWERZ公式ブログの立ち上げへの協力依頼」を受けて、こちらでも記事を執筆させていただくこととなりました。

さて、「ブリリアタワー堂島」にて、関西でその名を轟かせた、東京建物「ブリリア」ブランドの大阪市内でのタワマン第2弾!
それが故に俄然注目度は非常に高い物件です!!

それでは物件の特徴を順に確認していきましょう!



「ブリリアタワー北浜」の物件概要


所在地 大阪府大阪市中央区今橋1丁目9番1(地番)
交通 OsakaMetro堺筋線「北浜」駅徒歩2分(3番出入口)
OsakaMetro御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩8分(8番出入口)
京阪本線「北浜」駅徒歩3分(28番出入口)
京阪中之島線「なにわ橋」駅徒歩6分(4番出入口)
敷地面積 1,236.61㎡
総戸数 142戸(販売戸数121戸、募集対象外住戸21戸)
構造・階数 鉄筋コンクリート造地上31階建て(一部鉄骨造)
竣工予定年月 2028年5月下旬(予定)
引渡予定年月 2028年7月下旬(予定)
売主 東京建物株式会社
設計会社 意匠・設備:株式会社IAO竹田設計 構造:株式会社鍜治田工務店
施工会社 株式会社鍜治田工務店
管理会社 株式会社東京建物アメニティサポート

本物件の敷地ですが、
従前は「アーク北浜ビル」という1981年竣工/9階建ての賃貸オフィスビルが建っていました。

敷地面積は1,236.61㎡とタワマンの中では小さく、
類似する規模のタワーマンションは以下の通りです↓

◇ 類似する規模(敷地面積)のタワーマンション一覧
マンション名 総戸数 階数 敷地面積
プレサンスレジェンド大阪新町タワー 120戸 20階 1,218.79㎡
ブリリアタワー北浜 142戸 31階 1,236.61㎡
プレミスト南船場 141戸 29階 1245.26㎡
ローレルタワー心斎橋 140戸 29階 1,246.29㎡
ジオタワー堺筋本町 159戸 30階 1,272.46㎡
ローレルタワー南森町ルサンク 131戸 23階 1,278.07㎡
シエリアタワー大阪福島 157戸 30階 1,282.67㎡

建物の規模感や階数などは「ローレルタワー心斎橋」辺りがかなり近いですが、当該物件はここ数年で一気に "相場感" が急上昇している注目物件です。



「ブリリアタワー北浜」の特徴とは?


本物件は、

01. 立地
02. 外観デザイン
03. 共用部デザイン
04. 間取り/仕様

上記4点に、他と比べて大きな特徴がある物件です。
その中で、今回は 「2」「3」「4」 について、簡単にご紹介したいと思います☆



外観デザインの特徴


公式サイトによると「ブリリアタワー北浜」の外観デザインのキーワードは "GRID"。
※「GRID」とは道路やラインが格子状(碁盤目状)に配された方格設計、すなわち都市や建築に秩序ある直交のリズムを与えるデザイン手法です

公式ホームページによると、この街のルーツである豊臣秀吉の時代に形づくられた「碁盤の目状の町割」から着想を得て、整然と並ぶ直線の美しさを外観のGRIDで表現したとのことです。
ここ最近は、外観に曲線を用いた建物がトレンドでしたが、本物件が完成したら、歴史ある "北浜" の街並みの中で、洗練された存在感を放つのではないでしょうか☆



共用部デザインの特徴


東京建物と言えば、近年「アート」が特徴です。
本件では、エントランスホールに設置される、球体状の照明が非常に印象的です。


この照明は「大巻 伸嗣」氏のアート作品で、
東急歌舞伎町タワーの「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel LUXURY HOTEL」のレストランでも採用されています。



また、Youtubeでこのアートに関する動画も公開されています。

また19階に用意される「ビューラウンジ」には、
GRIDとは趣向を変えて、曲線を多用し、現代風のモダンな空間を演出しています。

ところどころに配置される曲線状のウォールガラスも印象的ですね。

ブリリアと言えば「アート」を連想する方も増えてきたと思いますが、
Brillia Art」というサイトでも発信しているように、事業にアートを積極的に取り入れています。

また、Brillia Art Awordという公募展を2018年から開催し、アーティストの応援にも取り組んでいます。
直近では「Study:大阪関西国際芸術祭2025」にも協賛されていたようです。
※なお、この芸術祭へはTOWERZさんも協賛されています。


なお、話を戻して内装デザインについてもう少し深堀すると、
GEIDデザインは30・31階の「The TRAD floor」の共用廊下や玄関ドアにも踏襲されています。



小規模な物件ですので、大規模物件のようなスケール感はありませんが、
小規模だからこそ、細部まで徹底的こだわる仕様が、本物件の魅力を確固たるものにしているように思います。



間取り/仕様の特徴


本物件の "間取りの特徴" は、以下の3点です!!

 1⃣ 角部屋率/76.8%
 2⃣ アイランドキッチン率/54.9%
 3⃣ アウトポールの綺麗な間取り×天井高2.6m

順に簡単に解説します。


 01. 専有面積帯別「角部屋率」早見表
専有面積 40㎡台 50㎡台 60㎡台 70㎡台 80㎡台 90㎡台 100㎡~
商品戸数 14戸 0戸 68戸 26戸 8戸 0戸 26戸
角部屋戸数 0戸 0戸 49戸 26戸 8戸 0戸 26戸
角部屋率 0.0% 0.0% 72.1% 100% 100% 0.0% 100%

タワーマンションは規模感の大きな建物が多く、
規模感が増すに連れて、原則として角部屋率は低くなります。
また、角部屋は原則、専有面積の大きな部屋で設定することが多いです。

上記を言い換えると、
規模感の大きな物件では角部屋は専有面積が大きく、価格(グロス)が高い住戸が多くなるということです。

本物件では60㎡台で49部屋の角部屋が用意されているため、
価格を抑えて、角部屋を購入したいと考える方にはお薦めの物件になるのではないでしょうか。


 02. アイランドキッチン設置率/54.9%

※アイランドキッチンのあるリビングのイメージ(水栓が2つあるのはご愛敬)

これは、私の知る限り、非常に稀有な特徴だと思います。

昨今、タワマンの相場上昇に伴い、各デベロッパーは他物件との差別化を図るべく様々な工夫を凝らしています。
小規模な物件では、共用施設で差別化を図ることが難しいため、今回この「アイランドキッチン」を差別化の武器として用意したのではないでしょうか。

因みに、60㎡台の角部屋プランがなんと「アイランドキッチン仕様」になっています。



"60㎡台 × 角部屋 × アイランドキッチン"というかなり面白いプランです!


では、次にアイランドキッチンのメリット・デメリットについて検証してみましょう。

 ☆アイランドキッチンのメリットは?

① 開放感が強い/LDKを一体化しやすい


② コミュニケーションを取りやすい


③ 作業面が広く、複数人で作業しやすい



☆アイランドキッチンのデメリットは?

① スペース(通路幅・面積)を多く必要とする


② 生活感が見えやすい/収納量が相対的に不足しやすい


③ におい・煙が拡散しやすい(換気対策が重要)



上記を踏まえて、東京建物が本件でアイランドを採用した狙いについて、勝手に考察してみました。



データマンによる "アイランドキッチン採用" 考察


1.“角住戸率が高い”ので視界・採光を活かす設計に合う
角住戸率が高いため、その角住戸の大きな開口部や眺望を活かしキッチンを壁に寄せずLDK中央に置くアイランドが相性良い。
→ 視界を遮らず景観を享受させる狙い。

2.ブランディング(上級グレード感/差別化)
「The TRAD」「Premium」などグレード分けで“上質さ”を打ち出していますが、アイランドは高級感・洗練イメージを演出できるため、商品価値を上げる狙い。分譲市場での差別化・高単価化戦略の一環と推測できます。

3.ターゲット(家族・ホームユース/リモートなど生活重視)への訴求
まず、個人的に本物件は投資向けというより、実需層をメインターゲットにしていると考えています。
その上で、アイランドキッチンはコミュニケーション重視の間取りで、在宅時間の質(ホームパーティ、家族時間、ワークスペース併用)を重視する層に響く。都市中心部でも「住まいの居心地」を求める富裕層に向けた仕様と考えられます。

4.間取り構成(2LDK〜3LDK中心)と“角住戸多め”のミックスで実現可能になった
通常、アイランドキッチンは広い住戸に限定されがちですが、角住戸を活かして比較的小さめプランでもアイランドを入れられる設計にしている(実際に2LDKでも採用例あり)。これにより「広さが必要」という壁を技術・設計で越えていると考えられます。


アイランドキッチン率55%はかなり特殊な物件ですので、
それ相応の理由や戦略が裏に潜んでいるだろうと考えて、勝手に色々想像を膨らませてみました。



03.アウトポールの綺麗な間取り×天井高2.6m

これはタイトルのままですが、
100%ではないものの、アウトポールを採用した綺麗なプランづくりが行われています。

また、天井高も一般的なタワーマンションより少し高い2.6m設定(上層2フロアは2.8m)です。

この辺りも、投資層ではなく、実需層に向けた、細部までこだわって設計しているところが伝わってくるようですね。



エピローグ


さて、第1弾記事はここまでとさせていただきます。

なお、本物件については、8月末頃よりアンダー販売がスタートしているようです。
※アンダー販売とは:第1期グランドオープン前にVIP顧客向けに一部の住戸を販売すること

そこから少し遅れて、現在は一般向けの案内会もスタート!
※なお、公式サイトでは2025年11月中旬販売開始予定と記載されています。

また販売価格については、私は平均坪単価を750万円で予測しています。
既にSNSなどを通じて、一部価格の情報も洩れ聞こえてきていますので、今後の続報にも注目ですね。



今後に続く物件の試金石に・・・


本物件は、このあとに近隣で分譲が行われる「シエリアタワー北浜」や、少し離れますが「パークタワー大阪天満橋」などの価格設定に与える影響は決して小さくありません。

北浜エリアの小規模タワーでこの価格帯が評価されるのか否か。
一般のエンドユーザー様だけではなく、不動産業界全体が非常に注目している物件です。

なお、私は「この価格設定でも十分に通用するのではないか」と予測しています。



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私は、以前に長く新築マンションの営業や物件の責任者を長く努めておりました。
そのため、営業手法や値付けの方法やロジックにある程度長けています。

また、現在は中古タワーマンションのデータ分析を生業にしているため、その両面から、完全に中立の立場で、データ分析に基づいた客観的なアドバイスを行うように心掛けております。


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現在、新築タワマンブログ「スムラボ」でブロガーとして活動中! 前職では不動産会社で営業の仕事をしておりましたが、現在は不動産専門のマーケティング会社を経営。 ※タワーズさんからの依頼を受け、スムラボに加えて、こちらでも記事を執筆させていただきます。 ☆スムラボの記事はコチラ https://www.sumu-lab.com/archives/author/towerzlaboratory/

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