大阪市は全国と比較しても、土地価格が上昇傾向にある地域です。
大阪万博開催や、それに伴うインバウンド需要を見込んだ再開発が進んでいるためですが、住みたい人にも魅力的なエリアです。
中でも大阪都心を形成する大阪市北区は、坪単価の上昇率が特に高いです。
そこで2019年現在、大阪市北区の土地価格が高いエリアとその特徴を紹介します。
大阪市北区の坪単価第1位:北梅田
坪単価平均:3,884万2,975円/坪
変動率:+34.77%
大阪市北区の一大繁華街・北梅田は、大阪駅の北側に位置します。
市内では2位以下に大差をつける変動率を示しています。
大阪府内のみならず、西日本エリアで最も土地価格が上昇しているエリアです。
この大阪駅北地区再開発区域は、2023年の北梅田駅(仮称)に向けて再開発が進められています。
2030年頃には、なにわ筋線(北梅田駅〜JR難波駅〜新今宮駅)が開通予定です。
大阪市を縦断する新しい路線なので、キタとミナミ間のアクセス向上が期待されています。
大阪市北区の新たな交通要所となるため、北梅田やその沿線地域の不動産需要は2019年以降もますます高まりそうです。
大阪市北区の坪単価第2位:大阪駅・梅田駅
坪単価平均:1,874万796円/坪
変動率:+20.08%
大阪駅・梅田駅は、西日本最大級のターミナル駅です。
前年比で20%を超える坪単価の変動率を示しており、不動産市場は活況です。
2015年にはあべのハルカス(2014年開業)エリアが、最も高い地価上昇率を見せました。
このことから、再開発真っ只中のキタエリアにおいても坪単価は上昇基調を維持すると予想されます。
再開発では広大な緑地化も計画されていますから、環境面を重視する子育て世帯の注目を集めそうです。
大阪市北区の坪単価第3位:西梅田
坪単価平均:1,813万7,741円/坪
変動率:+15.90%
西梅田は、一帯にオオサカガーデンシティが広がるエリアです。
大型商業施設やオフィスビルが立ち並び、地下歩道からは西梅田駅にアクセスできます。
西梅田駅のある四つ橋線は、大阪市北区から住之江区(住之江公園駅)まで大阪市を南北に結ぶ路線です。
タワーマンションが立ち並ぶ西区の沿線でもあるため、通勤・通学に便利です。
大阪市北区・西区ともに市内で出生率が高いエリアなので、ファミリー層のマイホーム購入需要が高まると予想されます。
まとめ
大阪市北区において、坪単価が急上昇しているのはいずれも大阪駅・梅田駅周辺エリアでした。
2019年以降、再開発が進むにつれて土地価格はさらに高くなると予測されます。
大阪駅・梅田駅の沿線地域の地価にも影響しますから、大阪市全体で不動産取引が活発になるでしょう。
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